2026年 冬季オリンピック

「4で割れない偶数年」に行われるイベントはなんでしょうか?

そう、冬季オリンピックですね。

この条件にあてはまる2026年は、冬季オリンピックの開催年にあたります。

冬季オリンピックの歴史

冬季オリンピックは、1924年にフランス・シャモニーで開催された大会が初めとされています。

この大会は当時「国際冬季スポーツ週間」として実施されましたが、その後国際オリンピック委員会(IOC)によって正式に第1回冬季オリンピックとして認定されました。

このときの競技はノルディックスキー、スケート、カーリング、アイスホッケー、ボブスレーなど16種目で、16カ国から258名が参加したということです。

その後、冬季五輪は世界各地で開催され、氷と雪の新たなチャレンジの場として成長してきました。

戦時中に中断されながらも、1948年以降は夏季五輪と同様に4年ごとに開催され、1994年以降は夏季五輪とずらすことで、隔年でオリンピックが行われるようになりました。

夏季と冬季の五輪が交互に開催されるようになったのは、20世紀の終わり頃から放映権料や広告などが高騰し、ビジネス的なメリットが重視されたこと、2年おきという短いサイクルの方が盛り上がり、注目を集めやすいといったことが背景にあったとされています。

自然とオリンピック

冬季五輪は、夏季に比べて地理や気候など自然の環境に左右されやすい競技が多くなっています。

スキーなど屋外で行われる競技では特に、自然条件が結果に直結します。

気温が数度変わるだけで雪質は変わり、日差しや風向きによって氷の状態も微妙に異なります。

同じコースでも、前の選手と後の選手ではまったく感触が違うのは当たり前といってもよいほどです。

選手には、完璧な準備だけでなく、その時々の状況を瞬時に判断しフィットさせていく能力も求められます。

これまでの冬季五輪の歴史をふりかえると、開催地が暖冬となって雪や氷が不足したり、逆に悪天候に見舞われたりして、競技に支障が出た例も少なくありません。

スケートやホッケーは屋内競技ですが、氷の状態を一定に保つのは現代の高い技術をもってしても難しいのだそうです。

冬季五輪の各競技は、自然と深く関わりながら発展してきたのです。

また、自然との闘いだけでなく、近年のオリンピックでは自然との調和にも力が注がれています。

スキーのコースひとつとっても、できるだけ環境を破壊することのないよう配慮されるようになりました。

選手村で使用される食器やスタッフが着用するアウターなども、プラスチックの使用を抑える、リサイクル可能な素材を採用するなどの工夫がなされています。


2026年の冬季五輪の特徴

2026年のミラノ・コルティナは、第25回のオリンピック冬季競技大会となります。

8競技116種目という大規模な大会ですが、この大会の特徴は、分散型開催にあります。

オリンピック憲章の改定により、離れた二つの都市で開催することができるようになったのです。

ミラノとコルティナダンペッツォは同じイタリア国内でも約250km離れています。

東京-名古屋、あるいは大阪-広島くらいの距離感ですね。

分散という点では、競技の会場についても新しい巨大施設を次々と建設するのではなく、既存の競技場や歴史ある会場を活用する構成が採られています。

これは、環境負荷の軽減だけでなく、地域文化を尊重する姿勢の表れでもあります。

唯一、新しく作られたのはアイスホッケーとパラアイスホッケーの会場となるミラノ・サンタジュリア・アイスホッケーアリーナです。

こちらもオリンピック後にはスポーツイベントやライブなど多目的利用が可能な会場に変わるということで、新規の建築物とはいえ、サステナブルな精神が発揮されているのです。

ヨーロッパはBIMの先進地ですから、このアリーナの建設にも当然BIMが活用されていることでしょう。

スポーツとともに、会場の建物にも注目してみたいと思います。

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