インフルエンザ今昔

インフルエンザにかかったことがない人は少ないのではないでしょうか。

めずらしくはない病気ですが、高熱や体の痛み、咳など、症状はハードです。

また、感染力が強く、世界中では毎年数十万人がインフルエンザが原因で命を落としていますし、深刻な合併症を起こすケースもあります。

気温が高い時期にも流行ることがありますが、インフルエンザの流行のピークは空気が乾燥する冬です。

1月、2月は罹患する人が特に多くなり、国や都道府県から流行の注意報や警報が出されることがあります。

100年前のパンデミック―スペインかぜ

インフルエンザは古くからある感染症で、日本では平安時代の文献にインフルエンザと思われる疫病の記録があるということです。

中世のイタリアでは、インフルエンザは天体の動きや寒気によって引き起こされるものと考えられていました。

目には見えないものを介して広がっていく不気味な病を、なんとか理解しようとしたのでしょう。

予防法も治療法もなかった時代の人々にとっては、死亡率の高いこの病気は、ことさら恐ろしいものだったことと思います。

インフルエンザの歴史の中でもっとも大きな被害として記憶されているのが、1918年から世界的に流行した「スペインかぜ」です。

世界で数千万人規模の犠牲者が出たと推計されています。

日本でも村ごと全滅といった悲惨な事例が見られ、社会機能にも大きな影響が及びました。

大正時代の日本では医療体制も十分ではなく、人々の衛生知識も不足していました。

それでも、飛沫により感染が広がることは経験的に知られていたようで、マスクの使用を呼びかけるポスターが残されています。

医学の進歩はもちろんですが、市井の人々の体験による学びも、その後の感染症対策に活かされてきたのだと思います。

動物のインフルエンザ

インフルエンザは人だけの病気ではありません。

ウイルスはさまざまな動物の間で循環しており、ときに変異を起こします。

近年は、動物のインフルエンザについての報道も増えています。

鳥インフルエンザは、人以外のインフルエンザの中でもっともよく知られていますし、豚インフルエンザ、馬インフルエンザもたびたび発生しています。

動物のインフルエンザが人に感染するケースはごくまれであるということです。

多くの場合、それぞれの動物の間で感染が広がるものであり、日常生活の中で過度に心配する必要はありません。

また、日本では家畜の衛生管理体制や検査体制が整えられており、食品の安全確保についても厳格な基準が設けられています。

動物のインフルエンザが発生したとしても、店頭に並ぶ肉や卵は安全です。

ただ、畜産業者にとっては非常に辛いことであり、経済的な打撃も避けられません。

消費者にとっても、鶏肉や卵が品薄になり価格が高騰するという影響が出ることもありますね。

馬インフルエンザについては症状が軽く死亡率が非常に低いため殺処分は行われませんが、流行により競馬開催が中止になると経済的な影響はやはり大きくなります。

変異するウイルスと、変わらない基本

インフルエンザウイルスは変異しやすい性質を持つため、毎年流行の型が変わります。

こうした特徴が、ワクチンの更新や継続的な監視体制を必要とする理由です。

一方で、私たちにできる対策の基本は大きく変わりません。

手洗い、適度な湿度管理、十分な休養を心がけたいものですね。

体調がすぐれないときに無理をしないことも、重要な行動です。

熱をおして気力で動き回ったりすると、周囲の人にうつしてしまい、病気を広げてしまうことになります。

歴史を振り返っても、最新の知見を見ても、結局は「基本の積み重ね」が社会全体を守っています。

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